エコキュートへの交換後、「以前よりシャワーが弱く感じる」という声を聞いて不安になる人もいるでしょう。水道直圧式の給湯器と、タンクにお湯をためるエコキュートでは、お湯の出し方が異なります。ただし、エコキュートなら必ず弱いわけではありません。高圧タイプなど複数の機種があり、家の給水条件や配管、水栓によって体感は変わります。
機種の仕様表では「給湯圧」を確認します。ただし、カタログ上の数値だけで浴室のシャワーの強さが決まるわけではありません。エコキュート本体と浴室の高低差、給湯配管の長さ、水栓やシャワーヘッド、同時にお湯を使う場所も影響します。二階や三階の浴室で使う場合は、その条件を必ず販売店へ伝えましょう。
現在のシャワーに不満があるなら、まず水だけを出したときと、お湯を出したときの違いを見ます。浴室だけ弱いのか、キッチンのお湯も弱いのかを分けると、水栓やフィルターが原因の可能性も考えられます。今の機種の能力が足りないと思い込んで買い替える前に、症状の切り分けが必要です。
見積もりでは、候補機種の給湯圧に加え、自宅の設置条件で期待できる使い心地を聞きましょう。「強いシャワーで洗いたい」「二カ所で同時にお湯を使いたい」など、希望を具体的に伝えると選定しやすくなります。圧力の数字だけでなく、普段の使い方で困らないかを基準に選ぶことが大切です。
給湯圧が高い機種でも、建物の給水圧そのものが十分でない場合、期待どおりの勢いにならない可能性があります。また、浴室の混合水栓やシャワーヘッドの種類が体感に影響することもあります。販売店には「現在の設備でどこが不満か」を具体的に伝え、必要なら現地で給水条件を確認してもらいましょう。
たとえば、家族がシャワーを浴びているときキッチンを使うと弱くなるのか、一カ所だけでも弱いのかで検討する点は違います。高圧タイプの価格差だけを見るより、その差が自宅の困りごとを解決するかを確認するほうが重要です。
高圧タイプへ替える前に、水道直圧式の給湯器からの切り替えなのか、既存エコキュートからの交換なのかも伝えます。以前の使い心地との比較基準が変わるためです。