太陽光発電がある家はエコキュートを昼間に沸かすべき?

太陽光発電を付けていると、「夜間にお湯を沸かすより、昼間の余った電気を使ったほうが得では」と考える人もいるでしょう。これは比較する価値のある考え方ですが、すべての家庭で昼間の沸き上げが有利とは限りません。太陽光の発電量、昼間の家電使用、売電の条件、購入する電気の単価、エコキュートの対応機能によって結果が変わります。

まず、現在の機種で昼間の沸き上げを設定できるかを確認しましょう。昼間沸き上げを中心に設計された「おひさまエコキュート」もあれば、通常の機種に太陽光発電を活用する運転機能を備えたものもあります。名前が似ていても電力契約や設定条件が同じとは限らないため、メーカーの型番ごとの案内を見ます。

次に、発電した電気を昼間にどれだけ余らせているかを確認します。在宅時間が長く、昼間に家電を多く使う家庭では、給湯に回せる余剰電力が少ない日もあります。天気の悪い日は購入電力で沸かす割合が増えるかもしれません。「自家消費できる量」と「売電した場合に得られる額」を比べ、電気料金プランも合わせて考える必要があります。

交換を検討するなら、今の発電・売電の実績と電気料金明細を用意して相談しましょう。販売店には、候補機種の運転方式と設定、曇りの日の扱い、必要な電力契約を確認します。「太陽光があるから必ず昼間」と決めず、わが家の数字で比べることが、導入後の家計にとって役立ちます。

考え方を簡単にすると、晴れた昼間の電気を給湯に使ったときの価値と、夜間に購入する電気の負担を比べることになります。ただし、翌日の天気やお湯の使用量を完全には予測できません。リモコンが天気予報と連携する機能を備えている場合もありますが、利用できる条件は機種によります。

昼間の沸き上げへ切り替える前に、電力会社との契約条件を確かめ、設定変更後は数カ月の使用量と請求額を確認するとよいでしょう。生活習慣を変えずに機器の設定だけ変えても、想定した余剰電力がなく、効果が出にくいことがあります。

設定変更の結果を比べる際は、晴天の日だけを切り取らず、曇りや雨の日を含む期間で確認してください。余剰電力のある日だけうまくいっても、年間を通じた費用は別の結果になる可能性があります。